第五章


ビッグ・ウェイブ・ライダーズ 世界を旅し、大波に乗る男たち



  1. 1.下水と電気を!・・・脚の傷は、痕こそ残ったものの、無事に癒えた。

  2. 2.岬に戻る・・・歩兵隊のラッパが鳴った。

  3. 3.ウェルカム・ホーム・・・ラ・プンタにおりると、やはりピートは波乗りをしていた。

  4. 4.明日は、やめて・・・陽が沈む頃になると、朝の静けさとうってかわって、波はだんだん大きくなってきた。

  5. 5.神のために・・・「タロウが警察につかまったら、アタシたちもタダじゃ済まないよ、きっと」

  6. 6.もう迷わない・・・アニタにはアニタの現実がある。僕には僕の現実がある。

  7. 7.どちらが大切なの?・・・闇の中に、波の音が轟いた。

  8. 8.五メートル超・・・夜明けが来た。空が白みはじめた。

  9. 9.結局コスタリカまで・・・「ティーナ、イーナ、リーナ!」

  10. 10.覚悟・・・「お前、いま波乗りをすると、どんなことになるか分かっているね?」

  11. 11.日本人サーファー・・・太郎は砂浜をおりきって、怪我の癒えたすねのあたりまで海に入った。

  12. 12.ドルフィン・スルー・・・砂の上からガン・ボードを拾い上げると、太郎は水の中に入っていった。

  13. 13.懸命のパドル・・・次のうねりがもうすぐそこまで来ている。

  14. 14.止まらぬ笑い・・・インサイドの波を乗り越えると、潮の向きが変わった。

  15. 15.波を選ぶ・・・太郎は沖に向きなおった。太平洋の彼方から、ブルー・コーデュロイが続々とやって来る。

  16. 16.波動と水深・・・波動は、その長さの1・3倍を水深が割ったことに耐えられず、ためてきたエネルギーをすべて放出した。

  17. 17.ピートのライド・・・太郎の角度からだと、ぴらぴらとした波の穂先はラ・プンタの断崖よりも高く見える。

  18. 18.恐怖を認める・・・そして、そこにもう一度セットの波が入ってきた。

  19. 19.鮫の背びれ・・・もやの中で朝日が輝いた。と、ブルーノの影が見えた。

  20. 20.フリー・フォール・・・無意識のうちに、手足が正しい動作をする。

  21. 21.白い奔流・・・リップでボードを切り返し、ホワイト・ウォーターをにらむ。

  22. 22.水のアーチ・・・先程までの緩慢な丘が、うってかわって断崖になる。

  23. 23.僕は、とっても、生きている・・・太郎は、東洋人のサーファーに気づいた。

  24. 24.笑顔・・・岸辺では、我を忘れたアニタとレヒーノが、腰まで海につかって手を振っていた。

  25. 25.水平線・・・夕刻になった。


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 脚の傷は、痕こそ残ったものの、無事に癒えた。これはみな、アニタが毎日新鮮なアロエに換えてくれたおかげだ、と太郎は思っている。

 波乗りも続けている。ラ・プンタに波がないときは、ビーチ・ブレイクにも出かけている。

 ビーチ・ブレイクからの帰り際、デモのためカレテラに人があふれていたので、今日が五月一日だと判った。          »» 続きを読む