Cool Water

Base Wax

Cold to Cool Water
Tropical Water
Warm Water
Cold Water

 思いだしたように立ち上がると、男は横たえたサーフ・ボードに戻った。

 そして、尻のポケットからワックスを取り出して、ボードにこすりつけはじめた。

 板に編み目を描くように動かすと、ワックスの小さい白い山が一面にできてきた。

 ワックスの固まりとその小山が擦れ、小気味よい音をたてた。

 太郎はその作業をぼうっと見ていた。

 帽子からワックスまですべてが厳粛な儀式のように思えて、見入ってしまったのだろ

う。

 だから、突然男が何かを投げてよこしたとき、あわてた太郎は危うくそれを取り損なう

ところだった。

 「ワックスだ、知っているだろう?」

 「でも?」

 「波乗りがしたければ、それでサーフするといい」

 男の指さす先に、三メートルはゆうにあるロング・ボードが横になっていた。

 裏返しに置かれたボードは、長く鋭利なフィンを空にむかって突き出していた。

 「私はこのガンを使うから」

 男は沖で使っていたボードをガンと呼んだ。

 先端のノーズと後部のテールが、やけに細長くなっている。

 ロング・ボードには一つなのに、こちらのガンのテールには小さめのフィンが三つ付い

ていた。(ビデオの下に続く)

 (続き)「初めてなら、長いボードのほうがいい。安定しているからね」

 太郎はロング・ボードを手にとって脇に抱えてみた。

 右腕にずしりとその重みを感じた。

 それまで、本物のロング・ボードに手を触れたことがなかった。

 古い映画の中で見たことがあるだけだった。

 ボードの表 にはワックスがすでに塗ってあった。

 海の砂と混じって、茶色のまだらができていた。

 ところどころ解けて剥げているところもある。

 この太陽の熱さだ。

 ボードを裏返しに置くのも納得がいく。

 そっとボードを砂の上に置き直し、太郎はワックスを塗りはじめた。

 ゆるくなった前のワックスのために、はじめは滑って塗りにくかった。

 やがて慣れてくると、新しいワックスが白く広がって塗りやすくなった。

 それは母親の香水のような香りがした。

尻のポケットからワックスを取り出して、ボードにこする。ワックスの小さい白い山が一面にできてくる。

  1. 箇条書き項目キミの探すものは、ココにある!

  1. 箇条書き項目コ、コレが欲しかったんだよ!

  1. 箇条書き項目可憐ながらもセクシーなエリーが、サーフボードのワックスの塗り方をやさしく丁寧に教えてくれます。ワックスの塗り方は、ひとさまざま。これが絶対に正しいというやり方が無いだけに、他のサーファーの塗り方から学べる「知恵」もけっこうあるのでは。ああ、背景の青い地平線がまぶしい。

  1. 箇条書き項目サーフィンする女子は皆、美しい。それは、美しい女子だけが波乗りをするからではなく、海を愛しているうちに女子は美しくなっていくから。エリーの、あなたを見つめる視線。ワックスを取り除くにはドライヤーが便利? そんなことは、どうでもいい! エリー、もっと大事な話をしよう。

  1. 箇条書き項目ワックスの塗り方のビデオは色々とありますが、これは参考になると思います。ポイントは、塗り始める前にベース・ワックスで斜めに格子模様に線を引いておくこと。この準備をした上で塗り始めると、ワックスの小さな山が格子縞の交わる部分にムクムクと。山が幾何学的に分散するのが、キレイ。

ワックス早見表