「ブルーノよ! 鮫よ! ブルーノの背びれが見える!」「鮫! 早く岸に逃げなきゃ!」

 アニタは、ボードを片手に太

郎を位置につけた。

 「さあ、構えて。波が来る

わ」

 今度は太郎もしっかりと波を

見てボードにしがみついた。

 「バモス!」

 というかけ声に続いて、アニ

タがボードを押す。

 太郎は、腹でボードを押さえ

ながら泳ぎはじめた。

 「ブルーノよ! 鮫よ!」

 え! 鮫!

 「ブルーノの背びれが見える!」

 アニタがそう叫ぶのを太郎はハッキリと聞いた。

 早く岸に逃げなきゃ!

 太郎は驚いてがむしゃらに腕をまわした。

 水面が立ち上がる力を胸元に感じた。

 波の先が曲がり、弓のようにカールする。

 目の前に波の底が広がった。

 あ、落ちる。

 それはたかだか五十センチの高さだったかもしれない。

 しかし、その感覚は、今までまったく経験したことのないもの

だった。

 ひとつひとつの動きがはっきりと感じられ、時間さえも長く伸

びたかのようだった。

 波は太郎を押し続け、濡れた砂の上まで運んだ。

 うつぶせになった太郎の上を、砂混じりの水が引いていった。

 髪や顔や体中に白い細かい砂が残った。

 「鮫はどこ?」

 と太郎は叫んだ。

 「ブルーノはこんな浅瀬には

来ないわよ」

 とアニタは笑い、

 「ムイ・ビエン」

 とても上手だと太郎をほめ

た。

 「鮫はいないの?」

 「ブルーノは体が五メートル

以上もあるのよ。こんな所に来

たら、底につかえて泳げないわ」

 アニタはまだ笑っている。

 「冗談だったのかよお」

 「怒らないで、おかげで滑れたんだから。さあ、もう一回」

 そこに、アニタの背後からひときわ大きな波が割れた。細い体は簡単にはじかれて、アニタは海の中にころ

んだ。白く崩れたスープは、少女のTシャツを力ずくにまくり上げた。

 
  1. 箇条書き項目キミの探すものは、ココにある!

  1. 箇条書き項目コ、コレが欲しかったんだよ!

鮫、サメ、Shark。正直、海の中では、出会いたくないですよね。でも、こんな Shark なら、別。Freestyle Shark Classic は、ネット販売でも、人気の腕時計。値段も、手頃だし、アマゾン・ポイントもばっちり付きます。サーファーの彼へのプレゼントには、最適。
上の鮫のビデオは、ニュージーランド。下のビデオは、アメリカです。