サーフィン小説風メキシコ旅行記

ラ・プンタ

−2「いったい何なんだ?」

 

それは、丸みを帯びた長方形のようだった。上下する波が、ときおり白いものをはじき上げる。

 太郎は、夕陽の雄大さに吸い込まれるように浜をおりていった。

 砂浜には前の夜に波が作った段差があり、それに気づかなかった太郎は足元の崩れた砂と一緒に一メートルほど滑り落ちた。

 荷物も体も砂だらけになった。

 気にせず立ち上がると、鬱陶

しい背中の荷物は放り投げた。そして、真っ赤に焼けた太陽に近づいていった。

 その夕焼けの中に、何か白いものが光った。

 さっきの鳥かな、と太郎は思った。

 白いものはオレンジ色に乱反射する光の中に見えた。

 空じゃない。海の上だ。

 大きな波間を上下してこちらに近づいてくる。鳥にしては変だ。少しも動かない。

 何だろう?

 吸い寄せられるように、太郎は海の中に入っていった。

 水は波打ち際で急に深くなっていた。

 足が立たなくなったところで、太郎は泳ぎはじめた。

 波は、岸から見たときよりも遥かに大きかった。

 海水は急に立ち上がると、掘れ上がった底に落ちていく。

 沖へ向かう流れは速く、太郎の体はみるみる白いものに近づいていった。

 いったい何なんだ?

 それは、丸みを帯びた長方形のようだった。

 上下する波が、ときおり白いものをはじき上げる。

 あと、もう少しだ。

 と太郎は泳ぐ。もう目の前まで来ている。

 触れた!

  1. 箇条書き項目キミの探すものは、ココにある!

  1. 箇条書き項目コ、コレが欲しかったんだよ!

«サーフ・トリップ参考文献»
時間とお金は、どちらが大切なのか?「時間」とスッパリ答えられたら、サーフ・トリップの準備はオーケー。「お金」とスッパリ答えられれば、アメリカの投資銀行勤務のための準備はオーケー。実際のところ、誰だって、時間とお金の「混ぜ加減」で悩むわけです。ただ、「人生は一度きり」と「墓までお金を持っては行けない」という二点を真剣に考えた後で、「サーフィン・ア・ゴーゴー海外版」を読んでみたら、「とにかく一度は行ってみる」という結論に達することになるのかも。まずは、心の準備を。